ひとりたにんごと

ひとりごとです。

遅効性の毒のはなし

最近、アニポケにめり込んでいるわたしです。

おはこんばんは。

 

ポケットモンスターXY」シリーズをZ含め完走してしまい、

しにそうです…

サトシかっこよかったなあ…

ライバルのショータ戦がそこまでのストーリーも含めて素晴らしかった。

作画もすごかった。(語彙力ない)

ショータすごく良い後輩ライバルキャラだったからまた出てほしいな。

 

その勢いで何となく「ダイヤモンドパ―ル」も観始めたけど、

この頃のサトシもかわいい~~~~!

でも、もうこの頃はだいぶ落ち着いている感じなのね。

ヒカリとのやりとりも割と落ち着いているというか、

少なくとも10歳児感は少ないような??

 

サトシは、初代アニメのまさに”ジャリボーイ”って感じの

ダサくておバカでかわいい頃も良いよね。原点。

 

 

初代といえば、最近「Amazonプライムビデオ」で

ミュウツーの逆襲完全版」を観ました。

 

ミュウツーの逆襲は、記憶している限り初めて映画館で観た映画で、

かなり思い入れがある作品。

 

大人になってから観返すと、子供向け作品第一作目に

よく下手したらゲームのテーマにも全力でケンカ売っていくような

作品を持ってきたなと思う。

 

ただ、映画館で観た当時はまだ幼稚園児なので

何にも難しいことは考えずに観ていたと思う。

そもそもどんなことを思いながら観ていたかは覚えていない。

 

覚えているのはおばあちゃん家に近い映画館でおばあちゃんと観たこと。

たぶん夏休みだったのかな?

釣りバカ日誌」かなんかの予告が流れていて、

「早く始まらないかな。もしかしておばあちゃんが映画間違えたのかも」

とか考えてたことは覚えている。おばあちゃん疑ってごめん!

 

いざ、始まって劇場がもっと暗くなって、

大画面でサトシやピカチュウたちが

動いていることに興奮したことは何となく覚えている。

でも、それよりもおばあちゃんが開始10分とかで寝ていたことに

びっくりしてすごく記憶に残っている。

(あんな爆音なのに…)

 

なんか、どんな気持ちで観ていたかはあまり覚えていないんだけど、

雑然とした映画館の空気感や連れて行ってくれたおばあちゃんのことは

よく覚えていて。席は前のほうで若干左寄りの場所だったかな。

 

そのくらい自分の思い出と強く結びついた映画のせいか、

久しぶりにアマプラで観たときは初めて観た時の記憶、

一緒に小さい頃の記憶も

どんどん頭から溢れかえってきてしまって、

それにむせてしまって、途中で観るのをやめてしまった。

完全版の冒頭は映画館では公開されていないはずだから、

それもちょっとおかしな話かもしれないけど…

 

ポケモンってゲームはしていたわけではないんだけど、

アニメは長いこと観てきた。全話観ていたわけではなくて

離れたこともあったけど、グッズを買ったり

テレビ絵本(っていうのかな)が家に当たり前のように

転がっていたくらいには、

幼少時の自分に寄り添ってくれていた作品なんだよ。

 

よくわからないフシギダネのマスコットを首からぶら下げて遊んだり、

ピカチュウが大きくプリントされたパジャマを着て布団に寝転んだり、

ジュースについてきたメダルを集めたり、

ルール全くわからないのにポケモンカードを集めたり。

 

ゲームを買ってもらえるような家ではなかったけど、

あの頃ポケモンに出会えたのは初代のアニポケがあったから。

 

だから今初代のアニポケに触れるとミュウツー~に限らず、

悲しくなるというか、語彙力がなくて申し訳ないんだけど、

胸が苦しくてむせかえりそうになる。

 

たぶん、もう戻ってこない子供のころの記憶が一気に襲ってくるから。

思い出すというより、襲ってくる。

 

元々ゲームも「MOTHER」や「スタンドバイミー」に影響されたものと

どこかで読んだ気がするから(にわかでごめんなさい)

「ノスタルジー」というものが数十年後の自分に作用して

こんなに辛くなってしまうのかもしれない。

 

そしてアニメも。

アニメ初期のころに携わっていた方がWEBのコラムの中で

「つまり僕は『ポケモン』の世界の中を、サトシ(ひいては視聴者)の

少年時代のノスタルジーにしたかったのである。」

と綴っているのを知って、妙に納得してしまったよね。

 

↓のコラムをぜひ読んでほしい

 

でも、こんな風に数十年越しにくるこの感覚はもう毒に近い気もする。

じわじわと自分が歩んできた人生の長さを感じてしまう。

わたしは勝手に「遅効性の毒」だなあと考えている。

 

でも、これはわたしにとって必要な「毒」。

自分の幸せだったあの頃の記憶を掘り起こしてくれるから。

それがむせかえるほど悲しくても。

 

人の記憶って曖昧なのに、目にしただけで触れただけで

その頃を断片的にでもはっきりと思い出させてくれる作品は、

誰にでもあると思う。

私にとって、その作品のひとつがアニポケなんだよね。

 

あの頃、ポケモンに出会えて良かった。

 

 

思ったより長くなってしまったし、

いつも以上にまとまりのない文章になってしまった…

 

最近「ポケットにファンタジー」を聴いて泣いてしまうアラサーです。

もう一度子どもに戻ってみたい…。本気で。

 

 

 

 

また